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長壁 豊隆
波紋, 31(1), p.14 - 17, 2021/02
日本原子力研究開発機構物質科学研究センター多重自由度相関研究グループでは、3台の三軸型中性子分光器TAS-1, TAS-2, LTASを管理運営し、独自利用(機構スタッフ自身による研究や共同研究,受託研究)および施設供用利用(有償で成果占有/非占有課題また無償でトライアルユース課題を外部ユーザーに提供する制度)を推進している。3台の三軸型中性子分光器を相補的に活用することで、幅広い波数-エネルギー領域を網羅的に捉えることが可能となっている。本稿では、この3台の三軸分光器の現状と運転再開後の運用について紹介する。
舩橋 達
Physica B; Condensed Matter, 174, p.470 - 475, 1991/00
被引用回数:2 パーセンタイル:19.32(Physics, Condensed Matter)原研では、改造JRR-3が完成し1990年11月から利用運転を開始した。この炉は、熱出力20MWで、液体水素の冷中性子源を備えている。中性子線は、炉室内には7本の水平実験孔により、また実験利用棟には3本の冷中性子導管によって各種の実験装置に供給されている。合計約25台の装置が計画されており、主なものは三軸分光器8台、小角散乱装置2台、高分解能分末回折装置2台、ラジオグラフィー装置2台などである。全体の半数以上はすでに完成しており、残りも今後2年以内に設置される予定である。
坂本 正誠; 千原 順三; 角谷 浩享*; 関谷 全*; 後藤 頼男; 井上 和彦; 栗山 一男*; 依田 修
JAERI-M 8417, 360 Pages, 1979/09
この文献集は熱中性子散乱と、それに関連する疑縮系の動力学性質についての測定、計算、論評や基礎的研究についての文献を集めたものである。今回は第6版で1978年までに集めた3,326件の文献を含んでいる。収集文献は計算機により物質別に分類されており、熱中性子散乱断面積の評価と、物質の研究に広く役立っている。
飯泉 仁
日本結晶学会誌, 21(2), p.168 - 172, 1979/00
二重モノクロメーター、空気浮上方式の中性子スペクトロメーターDMNSを設計製作に当たって採用された新しい中性子スペクトロメーター技術を紹介する。それは(1)タンツボーデン方式、(2)二重モノクロメータ方式、(3)垂直分解能についての工夫である。
皆川 宣明; 宇田川 昂
JAERI-M 7016, 23 Pages, 1977/02
可燃性が高く、加工性の良い新熱中性子遮蔽材としてBC混入スチレン・ブタジェンゴム(SBR)を開発した。この試作品は機械的性質、中性子遮蔽能力、いずれにおいても充分まんぞくできるものであることが明かになり、実用化しうるものである。
飯泉 仁
Journal of the Physical Society of Japan, 35(1), p.204 - 212, 1973/01
被引用回数:3フッ化カルシウム(CaF)の111方向音響モードのフォノン幅を20~573Kの範囲で熱中性子散乱により測定した。分光器の条件を最適化し、得た結果を補正するため分解能関数の効果を注意して取扱った。それぞれのフォノン幅は温度と共に多様に変化するが、定性的には簡単な理論の結論により理解することができる。室温での幅は縦波が1.5~2mev、横波が約1mevで、これは他の物質での測定値とほぼ同程度である。それゆえ、この物質で見られる大きな非調和温度因子は個々のフォノン-フォノン相互作用の大きいことを必ずしも意味せず、むしろ積分量を求める際の結晶の対称性の効果によるものと考えられる。縦波音響モードのq=0.4q近傍で異常な形のピークが観測されたが、これはフォノンの自己エネルギーのエネルギー依存性を反映しているものと思われる。
飯泉 仁; 下司 和男; 原田 仁平*
J.Phys.,C, 6(21), p.3021 - 3023, 1973/00
チタン酸ストロンチウムの規準振動分散関係を中性子非弾性散乱法により測定し、Stirlingの最近の結果と比較した。2,3分枝について新しい測定結果を与えた。
金子 耕士; 萩原 雅人; 田端 千紘; 山内 宏樹; 久保田 正人; 長壁 豊隆
no journal, ,
日本原子力研究開発機構物質科学研究センターでは、3台の三軸型中性子分光器TAS-1、TAS-2、LTASを管理運営し、独自利用(原子力機構スタッフの研究や共同研究、受託研究)および施設供用利 用(有償で成果占有/非占有または無償でトライアルユース課題としてビームタイムを外部ユーザー に提供する制度)を推進している。本発表では、新しく導入した無冷媒式の特殊試料環 境機器の三軸分光器群への導入など3台の装置群の現状や成果、今後の計画について紹介する。
川北 至信; 松浦 直人*; 富永 大輝*; 山田 武*; 小林 誠*; 中川 洋
no journal, ,
J-PARC物質・生命科学実験施設のBL02に設置された飛行時間分析型中性子分光器DNAは、中性子準弾性散乱・非弾性散乱のための中性子実験装置である。DNAは最大300Hzで回転するパルス整形チョッパーを備えたユニークな後方散乱分光器である。測定試料で散乱された中性子はSi111アナライザーミラーで選別される。ミラーの裏面にガドリニウムの中性子吸収剤をコートすることにより高い効率と高い信号雑音比を達成しており、非弾性散乱の強度の弱いシグナルでも観測可能である。DNAを用いた研究は、ピコ秒からナノ秒にわたる原子やスピンのダイナミクスで、生体物質, ソフトマターから、バッテリーに利用されるイオン伝導体や強相関電子系などの固体物質まで対象は及ぶ。この発表では、DNA分光器の性能に加えて、Si311面を用いた新たなアナライザーミラーのコミッショニングなどグレードアップ計画も紹介する。